不明19人捜索続く、依然孤立の集落も 九州北部豪雨
07.07 07:53共同通信
九州北部を襲った記録的な豪雨で大きな被害が出た福岡、大分両県では7日、自衛隊や警察、消防などが早朝から行方不明者の捜索を続けました。両県で少なくとも19人の行方が分かっておらず、道路の寸断で住民が孤立している集落があります。
両県によると、福岡県では朝倉市で1人、東峰村で3人、大分県日田市では15人が行方不明になっています。また福岡県によると、東峰村は道路が寸断されており、6日午後6時時点で170軒が孤立。住民と連絡が取れない状態が続いています。自衛隊によると、朝倉市の黒川地区でも100人余りが孤立しています。
気象庁は6日、数十年に1度の甚大な被害の恐れがあるとして両県に出した特別警報を解除する一方で、7日にかけて九州北部で局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあるとしています。
九州豪雨で6人死亡、4人行方不明 いまだ孤立した集落も
07.07 07:21テレ朝news
記録的な豪雨に見舞われた九州北部では、福岡県で土石流に自宅が巻き込まれた80代の夫婦ら4人の死亡が確認されました。また、県によると、少なくとも4人が行方不明とのことです。
大分県では、土砂崩れに巻き込まれた消防団員ら2人が死亡。福岡県朝倉市と福岡県東峰村、大分県日田市では、依然として道路の寸断などで住民が孤立しています。
九州豪雨で死者6人、約700人が孤立 捜索救助活動続く
07.07 00:15共同通信
記録的な豪雨に見舞われた九州北部の福岡、大分両県で6日、6人の死亡が確認されました。道路が寸断され約700人が孤立。複数の安否不明者の情報もあり自衛隊や消防などが捜索や救助活動を続けました。作業が難航する中、政府や県は被害状況の把握を急いでいます。
気象庁は6日午後、福岡、大分両県の広い範囲に5日から出していた特別警報を解除。引き続き大気が不安定な状態にあり土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けました。共同通信の集計では避難指示は福岡、大分、熊本3県で最大約18万6千世帯、約45万人に上りました。雨が弱まった6日午後には約3万9千世帯、約10万6千人に減りました。
九州豪雨で6人死亡、4人不明 ほかにも複数不明か
07.06 23:44読売新聞
九州北部は6日、活発な梅雨前線の影響で記録的な大雨が続き、福岡県朝倉市で4人、大分県日田市で2人の計6人の死亡が確認されました。 土砂災害や道路損壊なども相次ぎ、朝倉市と福岡県東峰村の約600人、日田市の11地区が孤立しています。警察、消防、自衛隊は約7800人態勢で救助活動にあたりました。 気象庁は同日午後2時10分、福岡、大分両県に出していた大雨特別警報を解除。同庁の松本積・主任予報官は「雨は小康状態となったが、新たに大雨が降れば特別警報を再び出す可能性がある」としています。 大分、福岡両県警などによると、日田市で避難誘導中の消防団員の山本岳人さん(43)が土砂崩れに巻き込まれ、搬送先の病院で死亡が確認されました。同市では川に沈んでいる性別不明の遺体も見つかりました。朝倉市では、藤本哲夫さん(66)が遺体で発見されたほか、80歳代の夫婦ら3人も死亡が確認されました。 福岡県災害対策本部によると、行方不明者は、朝倉市と東峰村の計4人。消防などには、ほかにも複数の行方不明情報が寄せられているといいます。
九州豪雨、なぜ起きた?空気・地形…専門家も「驚き」
07.06 22:38朝日新聞デジタル
九州北部を襲った記録的な豪雨は、流れ込んだ大量の土砂や木々などにより大きな被害をもたらしました。5年前の災害と重なる時期や地域。これほどの雨が降り続けた原因について、専門家は、過去の災害の原因にもなった「線状降水帯」の存在を指摘します。気象庁の警報や各自治体の避難の指示は、適切に出されたのでしょうか。 被害が出た福岡県朝倉市付近には5日昼ごろから、「線状降水帯」と呼ばれる積乱雲の帯が居座り続けました。このため記録的な雨量になったとみられています。 九州大の西山浩司助教(気象工学)は「気象庁のレーダーによると線状降水帯は9時間以上停滞しました。これほど狭い範囲に長時間停滞するのは驚きだ」と話します。 気象庁によると、積乱雲の帯はいくつかの条件が重なってできました。一つは湿った空気の流れ込み。九州の北側にあった梅雨前線に向かい、南西の東シナ海側から暖かく湿った空気がもたらされました。 さらに地形の影響が加わりました。福岡・佐賀県境の脊振山地の南北からきた湿った空気が東端付近でぶつかって上昇。上空には寒気があり、積乱雲ができやすい条件も整っていました。ここで発生した積乱雲が、朝倉市がある東の方向へ流れていきました。積乱雲一つひとつの寿命は1時間ほどですが、湿った空気が同じ場所でぶつかり続け、次々に新たな積乱雲ができて豪雨につながりました。
稲田防衛相、豪雨対応中に一時不在 「政務」理由に
07.06 21:32朝日新聞デジタル
自衛隊が九州北部を襲った豪雨の行方不明者らの捜索救助にあたっていた6日昼、稲田朋美防衛相が「政務」を理由に約1時間、東京・防衛省を不在にする一幕がありました。大臣、副大臣、政務官の政務三役全員がいなかった格好で、省内からは「隊員が必死で活動しており、士気にかかわる」という声も上がっています。 稲田氏が防衛省を離れたのは6日午前11時50分。午後0時半過ぎに小林鷹之政務官が登庁するまでの約40分間、政務三役がいない状態になりました。稲田氏は午後1時に再び登庁する際、記者団から「政務とは何か」「政務三役不在で救援指揮に問題はないのか」などと問われましたが、無言でエレベーターに乗り込みました。 「政務」は、後援者との会合や選挙応援など政治家としての活動。閣僚としての業務である「公務」とは区別されます。稲田氏はもともと、この日午後から夕方にかけて政務のため省外に出る予定でした。
九州北部、7日夕まで大雨に警戒 積乱雲発生も
07.06 19:15共同通信
九州北部では大気の状態は依然として非常に不安定で、7日夕方まで断続的に非常に激しい雨が降る恐れがあります。気象庁は6日、土砂災害や河川の氾濫、浸水に引き続き警戒するよう呼び掛けました。
気象庁によると、東シナ海から梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込み、7日にかけて長崎県、佐賀県、熊本県の沿岸部では積乱雲が発生しやすくなり、大雨を降らせる「線状降水帯」が形成される可能性があるといいます。
死者3人、不明者19人に 九州北部豪雨
07.06 18:39共同通信
福岡、大分両県では6日、自衛隊などが約7800人態勢で、不明者の捜索や孤立した住民の救助活動を本格化させました。福岡県朝倉市では男性1人の遺体を発見。大分県日田市小野では土砂崩れが発生し、男性1人が死亡し、女性2人がけがをしました。また、同市内の川で男性の遺体も見つかりました。
同日午後3時現在、福岡県では朝倉市で1人、東峰村で3人の行方・安否が不明。大分県では日田市で15人と依然、連絡が取れていません。
福岡県は同日、5日からの大雨災害を受け、朝倉市と東峰村に災害救助法を適用することを決めました。避難所の設置費用などは国と県が負担することになります。大分県も日田市、中津市に同法の適用を決めました。
九州豪雨、福岡・大分で2人の遺体を発見 大雨特別警報は解除
07.06 16:45テレ朝news
九州北部の大雨による被害が広がっています。福岡県警などによると、分かっているだけで6人が行方不明となっており、福岡県朝倉市の杷木地区で男性1人の遺体を発見。志波地区でも性別不明の1人の遺体が見つかったという情報が消防に寄せられています。
一方、大分県日田市では土砂崩れに3人が巻き込まれ、43歳の男性1人の死亡が確認。女性2人は意識があるということです。また、福岡と大分に出されていた大雨特別警報はすべて解除され、大雨・洪水警報に切り替わりました。
九州豪雨、死者2人不明1人 福岡・大分に災害救助法を適用
07.06 16:43共同通信
九州豪雨で被害を受けた福岡、大分両県で6日、自衛隊や消防、警察などが約7800人態勢で不明者捜索や、冠水・土砂崩れで孤立状態となった住民の救助活動を本格化させました。
福岡県朝倉市で男性1人の遺体を発見。大分県日田市では、土砂崩れ現場から消防団の男性(43)が心肺停止状態で見つかり、搬送先の病院で死亡しました。道路が寸断されるなどしており、安否確認は難航しています。福岡県では当初、県内の行方不明者が6人とされていましたが、うち5人の無事が確認されました。
福岡県は6日、5日からの大雨災害を受け、朝倉市と東峰村に災害救助法を適用することを決めました。避難所の設置費用などは国と県が負担することになります。大分県も日田市、中津市に同法の適用を決めました。