台湾高鉄に陳水扁総統が乗車
開業を目前に控えた2007年1月1日。陳水扁総統が台湾高鉄の一番列車に乗車しました。板橋駅を10時25分に出た特別列車はマスコミ各社の記者を乗せ、一路台中へと向かいました。新竹駅を出発後、車内で質疑応答があり、陳総統は台湾高鉄の乗り心地の良さを強調しました。列車は時速195キロで走行中でしたが、陳総統は終始立ったままで受け答えしていました。確かに揺れは少なく快適そのもの。談話では日本との関係にも触れ、ここ30年来、台湾と日本の関係はこれまでになく良好で、台湾高鉄も確実に台日友好のシンボルになっていくだろうとコメントしました。写真は台中駅到着後のセレモニーの様子です。殷琪会長から陳総統へ記念品が贈呈され、鉄道模型12両セットが渡されました。台湾高鉄は5日より営業を始め、最初の15日間は一律半額の運賃で乗車できます。20日からは通常営業に入ります。