リニューアルを果たした公演スペース 紅楼劇場
台湾では歴史建築を有効に活用し、公共スペースとする試みが各地で進められていますが、ここはその嚆矢となった場所です。台北市の西門町は若者の街として賑わっていますが、そこから少し奥まった場所に紅楼劇場があります。赤レンガ造りで、小さいながらも壮麗な雰囲気をまとっています。日本統治時代には市場として使用されていました。現在、一階は喫茶スペースとなっており、レトログッズなどを扱うショップがあります。二階は公演スペースで、「歌仔戯(台湾式歌劇)」や「布袋戯(人形劇)」が上演されるほか、トークショーや現代舞台劇なども催されています。チケットは安価に抑えられているので、気軽に訪れられる娯楽スポットとなっています。公演のない時には二階が茶芸館として開放されており、台湾茶を味わうことができます。