台湾東部の史前遺跡―掃叭石柱遺跡
掃叭(サッパ)石柱遺跡は花蓮県瑞穂郷の舞鶴村にある史前遺跡です。ここは舞鶴台地という名の丘の上にあり、花東縦谷公路の中間地点にも近いため、何軒かのドライブインが並んでいます。ここは台湾東部屈指の考古遺跡となっており、遺跡の範囲は南北に約500メートル、東西に約250メートルの広さとなっています。メインは巨大な二つの石柱で、大きい方は高さ7メートル,小さい柱も5メートルの高さがあります。これは台湾において最も大きな立石体となっています。これは台東市のスレート石柱に似ているため、卑南文化の流れではないかと推測されています。また、近くには北回帰線標塔もあり、記念撮影が楽しめます。花東縦谷公路を走る花蓮客運のバスでアクセスできるほか、瑞穂駅からタクシーを利用することも可能です。