蘭嶼に奇岩を訪ねる
蘭嶼は台東の東南76キロの海上に浮かぶ島。周囲は37キロほどの島ですが、奇岩怪石が多く、多様な景観が楽しめます。今回ご紹介する双獅岩もその一つ。ここはその名が示すように、二頭の獅子が向かい合っているように見えます。写真は島を一周する環島公路から撮影したもの。やや殺風景な中に浮かぶ巨岩は、どことなく親しみやすさを感じさせています。蘭嶼の海岸ではこういった奇岩怪石が多く見られます。たとえば、紅頭岩はインディアンの横顔のような奇岩。また、軍艦岩は洋上に浮かぶ軍艦に似ています。こちらは第二次世界大戦中に米軍が軍艦と見間違えて爆撃したというエピソードも残っています。こういった奇岩を巡ってみるのも面白いかもしれません。蘭嶼へは台東から飛行機が毎日5便前後就航しています。小型機で席が埋まってしまうことが多いので、必ず事前に予約を入れるようにしましょう。