台湾の迎賓館―台北賓館
台北市の中心部に位置する瀟洒な建物。台北賓館は台湾の迎賓館とされる存在です。日本統治時代に台湾総督公邸として建てられたもので、広大な敷地に、瀟洒な西洋建築がどっしりとした構えを見せています。3階建ての大きな建物は、煉瓦と石材を混用して造られたもので、デザインはフランス風バロック様式と呼ばれるもの。曲線を多用し、美しさを追求したスタイルは台湾では例が少なく、希有な存在となっています。館内には真紅の絨毯が敷かれ、上からは大きなシャンデリアが迫ってきます。現在、年に数回の一般公開日が設けられており、次の開放日は8月7日(土曜日)、9月4日(土曜日)となっています(パスポート必携)。館内撮影は禁止されていますが、一階のほか、昨年からは二階も参観可能となっており、日本語が堪能なボランティアガイドも常駐しています(中正区凱達格蘭大道1号)。