新化に老街を訪ねる
台湾には「老街」と呼ばれる古い家並みがいくつかの都市に残っています。いずれも日本統治時代に整備された町並みで、バロック風の装飾を正面にいだいた建物が並んでいます。多くは80年あまりの歳月を経ており、独特な雰囲気を醸し出しています。台南県新化鎮(鎮は日本の町に相当)の新化老街もそういった景観スポットの一つ。ここは政府が推進する老街再建計画により、修復と保全が進められました。現在は工事も終わっており、新化を代表する景観として親しまれています。芸術的な側面のみならず、郷土の歩みを物語る歴史の証人として、守られています。新化へは台南から興南客運のバスが頻繁に出ています。台南からは日帰りも可能なので、気軽に訪れることができます。