台湾南端部の奇観を訪ねる
台湾最南端の地と言えば鵝鑾鼻と言われる岬。そのゲートとなるのが恒春です。ここはその東に位置する奇観です。恒春の市街地は城壁に囲まれていますが、東門から県道200号線を満州方向へ約500メートル進んだ場所に「出火」と呼ばれる景勝地があります。道路からは見ることはできませんが、駐車場から少し進んでいくと、低い柵に囲まれた空間が見えます。その内側を凝視すれば、小さく炎が見えるはず。地表からは絶え間なく炎が上がっており、誰もが見入ってしまう光景となっています。これは地底にたまったメタンガスが断層に沿って噴出し、自然発火しているもの。大きな規模のものではありませんが、終日多くの観光客が訪れています。日中なら屋台なども出ていて、小さな賑わいとなっています。