望安島のアオウミガメ保育センター
台湾海峡に浮かぶ望安島は澎湖県第4の面積を誇る島で、人口は1500名あまりとなっています。決して大きな島ではありませんが、ここはアオウミガメが毎年産卵を目的に上陸することで知られています。産卵数量も安定している地域で、島の西南海岸に6つの産卵保護区が設けられています。現在、国立台湾海洋大学の研究チームが生態調査と保護に取り組んでいます。島にはアオウミガメの保育センターが設けられており、アオウミガメについて豊富な展示があるほか、海鳥の生態などについても紹介されています。産卵は深夜に行なわれます。保護区域への一般行楽客の立ち入りは禁止されているので、アオウミガメの生態についてはここを訪ねましょう。望安島へは馬公から定期船が出ているほか、高雄との間に飛行機の便も就航しています。