鼻頭角歩道を歩く
台湾の東北端に位置する鼻頭角公園。ここは著名な行楽地ではありませんが、手頃な散策コースとして、密かな人気を誇っています。ここには3本の歩道があり、それぞれが繋がっています。順に濱海線、灯台線、稜谷線の3つで、全長は約3.5キロ。全行程所要時間はゆっくり歩いて2~3時間程度です。ここは変化に富んだ景観が楽しめる場所で、鼻頭角特有の景観を観察することができます。過去、数千万年にもわたって海水と岩石の間で増減作用が繰り返され、浸食作用によってもさまざまな奇観が形成されました。こういった奇岩怪石の類を一つ一つ訪ね歩いてみる楽しみがあります。ハイキングコースとしては、龍洞湾公園から出発して濱海線歩道を進むか、鼻頭歩道橋から出発して灯台線歩道を進み、岬の先端にある鼻頭角灯台へと向かいます。帰りは稜谷線歩道を歩いて鼻頭漁村へ戻ってくるといいでしょう。暑さの厳しい時期は相当体力を消耗しますが、この時期なら気軽にハイキングが楽しめます。