阿里山のご来光観賞
阿里山は台湾南部を代表する景勝地。古くは日本統治時代に木材の供給基地として開かれ、良質なヒノキ材で知られてきました。後に観光開発も進められ、ご来光の観賞スポットとして広く知られてきました。中でも祝山から眺める日の出は多くの人々に親しまれ、阿里山観光のメインとして親しまれています。祝山は日本統治時代に民政長官を務めた祝辰巳(いわい・たつみ)にちなんで付けられた名で、海抜2489メートルの地点にあります。祝山までは阿里山鉄道の祝山支線を利用しますが、列車はご来光の時刻と行楽客の数に合わせて運行されています。具体的な発車時刻はホテルなどでも確認ができます。この時期は霊峰・玉山(日本統治時代の呼称は新高山)の脇から太陽が昇るということで、多くの行楽客が集まります。寒さはかなり厳しいですが、訪れる価値は十分にあります。