台湾最古の灯台・漁翁島灯台を訪ねる
澎湖県にある漁翁島灯台は台湾最古の灯台として知られています。ここはもともとの名を「西嶼灯台」と言いました。何度かの改修工事を経て、現在は白亜の西洋式灯台となっています。純白の建物が澎湖の強い日差しに照らされ、青い空と海原に映える様子はとても印象的です。この一帯は海風を直接浴びるため、荒涼とした風景が続きます。台湾ではなかなか見られない「最果て」の風情が色濃く漂っています。また、灯台近くの断崖は夕陽の観賞スポットになっており、夕方を狙ってやってくる行楽客も少なくありません。澎湖の中心である馬公市からは県営バスが出ています。このバスは澎湖で最も長い距離を走る路線ですが、車窓は変化に富んでおり、退屈することはありません。ただし、本数は多くないので、必ず事前に時刻の確認をしてから向かいましょう。