太平洋に浮かぶ亀山島
台湾東北部に浮かぶ亀山島は独特な景観を誇る島嶼です。台北から鉄道で花蓮方面に向かうと福隆駅の先で草嶺隧道に入ります。ここを抜けると大海原が広がり、亀山島の姿が目に入ってきます。この島はその名が示すように、亀のような姿をしています。列車に揺られていると、島影は徐々に変化していきます。宜蘭県頭城鎮の海岸からは約10キロの距離にあります。東西は約3.3キロ、南北は約1.7キロとなっており、面積は2.85平方キロ。海岸線は約10キロとなっています。決して大きな島ではありませんが、地勢は険しく、断崖絶壁や海蝕洞などがあり、珍しい植物をはじめ、豊かな生態が見られます。そのほか海底から湧き出た温泉などもあり、興味が尽きません。写真は大里から眺めた亀山島の様子。普段は上陸が禁止されていますが、春先にはこの島を訪れるツアーも出るようになります。