北投温泉―渓流で足浴を楽しむ
台湾最大の温泉郷として知られる北投は湯量が豊富なだけでなく、泉質の良さでも知られています。古くは硫黄を扱っていたドイツ商人によって発見されたと言われ、日本統治時代を迎えると、日本人によって開発が進められました。今も戦前から続く温泉旅館が残っているほか、最近ではスパ設備をもつ高級リゾートも増えています。百年に近い歴史をもつ北投公園や英国風の雰囲気をまとった瀟洒な老建築「北投温泉博物館」、戦前に鉄道員によって創建されたという「普濟寺」など、散策に手頃なスポットが点在しています。北投公園の脇に流れる渓流には温泉が流れ込んでおり、足浴を楽しむことができます。散策に疲れたらここでちょっと一休み。地元の人たちに混じって足浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと清々しい気持ちになれるはずです。