生まれ変わった新士林市場
規模、人気、活気ともに台北随一と言われる士林夜市。いつ訪れても大勢の人たちで賑わい、週末には身動きもとれないという状態になります。このナイトマーケットは大南路にある「慈誠宮」という廟が発祥の地とされています。1909年、廟の近くに「士林市場」が設けられ、周辺に屋台が出るようになりました。これが徐々に拡大し、夜市を形成しました。特に食べ物屋台が集まった「美食街」は人気を集めていましたが、2002年に建物が老朽化したことを理由にMRT剣潭駅前に建てられたプレハブの仮店舗に移転しました。そして、2011年末、新しい士林市場がオープンし、美食街はここの地下1階に移転しました。この美食街は夜市というよりもフードコートのような雰囲気ですが、並んでいる店舗に変化はなく、活気も損なわれていません。1階にはバックやアクセサリー、おもちゃ、土産物などを扱った店舗が並んでいるほか、修復された旧士林市場の建物も残されています。生まれ変わったナイトスポットを探索してみてください。