台湾舞踏界の聖地・蔡瑞月舞踊研究社
台北市は芸術世界に触れられるスポットの整備に熱心です。ここもそういった中の一つ。台湾の舞踏芸術をテーマにしたアートスポットです。蔡瑞月女史は台湾舞踊界における伝説的な人物で、台湾舞踊界の先駆者として、同時に啓蒙者として活躍し、ヨーロッパや日本など、さまざまなタイプの舞踊を取り入れ、発展させてきました。最初に台南で「蔡瑞月舞踊研究社」を設立し、1953年に台北に移ってきました。これは台湾で最初の舞踊学校でした。まさに台湾近代舞踊史の発祥地というべき空間です。 建物は1999年に火災に遭い、屋根や柱などの大部分が焼失しましたが、2004年に台北市が修復し再建。内部には以前と同じく舞踊練習場があるほか、台湾舞踊史に関する展示空間を設けられています。オープンスタイルのカフェも人気です(台北市中山北路二段48巷8、10号)。