昔懐かしい風情をまとった街「三峡」
三峡は台北郊外に位置する地方都市。古くは樟脳や茶葉の栽培で知られていた土地です。ここには日本統治時代に都市計画に従って整備された古い家並みが残り、「老街」の名で親しまれています。観光客に最も親しまれているのは民権街と呼ばれる路地で、ここには赤レンガを用いた美しい家屋が軒を連ねています。これらの家屋は長らく放置されていましたが、2007年に大規模な修復工事が行なわれ、見違えるようになりました。現在はお土産物屋や喫茶店、工芸品店などが増えており、週末を迎えると、かなりの人出となります。近隣の鶯歌と組み合わせた散策が人気で、週末限定の観光バスが走っています。台北からも近く、気軽に訪ねられる行楽スポットになっています。