台湾北部を代表する大瀑布 十分瀑布
台湾北部は世界でも指折りの多雨地帯として知られています。各地に滝が存在し、景勝地として親しまれているところも少なくありません。そんな中、最も多くの行楽客が訪れているのが十分瀑布です。落差こそ20メートルほどに過ぎませんが、幅は40メートルにおよんでおり、圧倒されるような迫力です。ここは「台湾のナイアガラ」とも呼ばれています。ちょっぴり大げさなようにも聞こえてしまいますが、水量はとても多く、一度でもその姿を目のあたりにすれば、納得できるはずです。平渓線十分駅からゆっくり歩いて20分ほどですが、少しわかりにくいので、案内表示をしっかりと見て進む必要があります。線路脇を進んでゲートを入ると、滝の脇に細い歩道が設けられています。この先、滝壺へと下りていくことができます。ただし、路面は常に濡れており、滑りやすいので注意が必要です。天気がよければ、虹が見えることもあります。散策歩道が何本か整備されているので、基隆河の渓谷美を楽しめます。