新竹の歴史散策を訪ねる
新竹市は台湾北西部の中枢で、古くから繁栄をみてきた都市。戦前から数多くの官庁建築が建てられました。すでに建て替えられてしまったところもありますが、中には消防署や駅、専売局など、今も使用されているものもあります。そんな中、ひときわ存在感を放っているのが新竹市政府(市役所)です。ここは戦前に新竹州庁舎として建てられました。落ち着いた色合いが年季を感じさせており、重厚感に満ちています。館内も天井が高く、開放感と威厳が感じられます。赤煉瓦建築ならではの趣だけでなく、屋根には黒瓦が配され、東洋趣味を漂わせているのも特色。平日の日中なら館内の見学も可能です(新竹市中正路120号・03-521-6121)。