南投県が誇る高原リゾート・清境農場
台湾の中心部に位置する南投県。ここは台湾で唯一、海に面していない県となっています。そのさらに中央部にある仁愛郷に清境農場はあります。戦前に牧場として開かれたという歴史を持ち、軍用馬の飼育なども行われていたと言われています。現在、ここはレジャー農場として整備され、外国人旅行者の数こそ少ないものの、独特な自然景観で多くの旅人を惹きつけています。海抜は1700~2100メートルとなっており、真夏でも涼しく、避暑地となっています。散策のメインとなるのは「青青草原」と呼ばれる草原です。ここでは放し飼いにされた羊たちと遊ぶことができます。周辺地域では各種フルーツのほか、キャベツなどの高原野菜の栽培が盛んで、これらを味わうこともできます。天気の良い午前中の散策がおすすめですが、午後には霧が立ちこめ、幻想的な光景が広がります。週末は多くの行楽客が押し寄せ、込みあいますので、平日に訪問するのがおすすめです。