秘境・馬祖で民宿体験
「台湾最後の秘境」と称される馬祖列島。ここは長らく軍事の最前線となってきましたが、最近は観光化が進められています。これまで未開発だったため、島には豊かな自然と伝統文化が残っています。ここを訪れたらぜひ伝統家屋を用いた民宿に泊まりましょう。馬祖は台湾本島とは異なる文化的背景をもつため、家屋も独特な造りとなっています。正方形の形をした石造りの家屋で、遠くから眺めるとちょっぴり欧風の雰囲気を保っています。これらの家屋には海賊の侵入を防ぐため、小窓が高い場所に設けられていたり、台風が来たときに修繕しやすいように瓦が石で押さえられていたり、昔の人々の智慧が詰まっています。こうした民宿は南竿島の津沙集落や牛角集落、北竿島の芹壁集落に数多く集まっています。館内にはバスやトイレ、ベッドなどは完備しているので心配は不要。遠い昔に思いを馳せながら忘れられない夜を過ごしてみたいものです。