河港の風情を残す淡水の家並み
淡水は夕陽の美しさで知られている観光都市。台北に近いこともあって、終日多くの行楽客で賑わいます。ここは古くは台北の外港として機能し、中国大陸との交易で栄えました。現在は土砂の堆積などで港湾機能を失っていますが、その風情は今もわずかながらに残っています。淡水河の河畔には遊歩道が設けられ、気ままな散策が楽しめます。古い家並みが残る通称「老街」には食べものやデザートを扱う屋台や露店が並んでおり、淡水名物である魚丸(魚のつみれ)の店があったり、昔懐かしい玩具や雑貨を扱う専門店があったりします。MRT(都市交通システム)の淡水線淡水駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。できれば午後3時くらいに淡水に入り、のんびりと散策を楽しめば、夕陽の時間まで無駄なく過ごせます。週末はかなりの人出となるので、平日の訪問がおすすめです。