台湾の考古学に触れる文化空間―十三行博物館
十三行博物館は台北県八里郷にある博物館です。少々変わった名前ですが、これは台湾の史前文化である「十三行文化」を示しています。もともとは汚水処理場を建設する際に発見されたというこの遺跡。館内には石器や陶器、骨製品、金属、ガラス、古銭、さらに墓穴や集落跡などが展示されています。約2000年前のものとされる圓山文化、1800~400年前の十三行文化、そのほか、唐や宋、清の時代に至るまでの文物があります。台湾の史前文化と台湾先住民、そして漢人の文化交流史を学ぶことができます。また、この博物館には遺跡エリアというものがあり、約1000坪の発掘現場が保存されています。八里のフェリー乗り場にはレンタサイクルがありますので、ちょっぴり距離はありますが、サイクリングと合わせて訪ねてみてはいかがでしょうか。[台北県八里郷博物館路200号、02-2619-1313月曜休館、入館料:100元]