台湾街角

台北市の北側に位置する陽明山。ここはサクラやツツジなど、豊富な植生を誇っており、お花見スポットとして広く知られています。4月を迎えたこの時期はカラーが見ごろとなります。まっすぐに空に向かって伸びる姿は清らかな美しさを誇り、訪れた人々を魅了しています。カラーは外来種で中国語では「海芋」と記されます。栽培地となっているのは「竹子湖」と呼ばれる盆地で、標高670メートルに位置しています。かつてはカルデラ湖だった場所で現在は湿地となっています。いつ訪れても美しい光景が眺められますが、早朝に訪れると、うっすらと霧がかかり、幻想的な様子を眺められます。また、農家が畑の一部を行楽客に開放しており、カラー摘みを体験できます。値段は8本で100元くらいからとリーズナブルです。長靴も貸してもらえます。この時期には行楽客用のバスも運行されていますので、アクセスも便利。春の一日、ぜひ早起きをしてカラー摘みに出かけてみましょう。