馬祖のアジサシウォッチングツアー
「台湾最後の秘境」とも呼ばれる馬祖列島。ここは全域が福建省連江県に属しています。長年にわたって軍事管制下に置かれてきたため、手つかずの大自然が残り、野鳥観察の聖地としても知られています。特にこの時期はアジサシ観賞のベストシーズン。アジサシはウミネコの仲間で、馬祖ではベニアジサシやオオアジサシなど、約6種類の保護鳥類を観察できるほか、「神話の鳥」と称せられるヒガシシナ・アジサシを目にすることもできます。これはかつて絶滅種とされていましたが、2000年に馬祖で確認され、世界的なニュースとなりました。現在、100羽前後の棲息が確認されています。7月から8月にかけては馬祖国家風景区によりアジサシ観察船が運営されます。毎週月曜、水曜、金曜、日曜の午前中に南竿島の福澳港から出航。北竿島付近の岩礁を約2時間かけてめぐります。数千羽のアジサシが岩礁に集まる光景は圧巻そのもので、そのにぎやかな鳴き声も耳に深く刻まれるでしょう。ツアー費用は一人250元。夏の思い出に参加してみるのはいかがでしょう。お問い合わせは、馬祖国家風景区管理処(886-836-25630)まで。