亀山島でイルカウォッチング
台湾の東北部には独特な形状をした島があります。その名も亀山島。その名が示すように、亀の甲羅に似た特異な風貌を誇っており、宜蘭のシンボルとして親しまれています。列車で台北から宜蘭や花蓮方面に向かう際、草嶺隧道という長いトンネルを抜けますが、トンネルを出た後の車窓の左手にこの島が現れます。その姿は確かに巨大な亀が洋上を泳いでいるように見えます。線路はこの島を中心に大きく弧を描くように敷かれています。そのため、島影は常に変化し、興味が尽きません。島は長らく軍事管制下にありましたが、現在は期間や人数を制限した上で訪問が可能になっています。今年は10月末までが開放期間となっています。周辺にはイルカが棲息しており、その愛くるしい姿を愛でることができます。台北発で楽しむ生態見学ツアーは外国人旅行者にも人気があります。