製糖工場跡で宿泊体験~花蓮観光糖廠
豊かな自然を誇る花蓮県の光復郷(郷は日本の村に相当)。ここには戦前に設けられた製糖工場が残されています。この工場は1921年に「鹽水港製糖株式会社花蓮港製糖所大和工場」として設立され、戦後は台糖公司の経営下に入り、名も「花蓮糖廠」と改められました。その後、時代の変遷とともに台湾の製糖産業は衰退の一途をたどり、2002年、ここも長い歴史の幕を閉じました。現在はレジャースポットとして整備されており、多くの行楽客が訪れています。広大な敷地にはかつての職員住宅だった木造家屋群が残り、これらをリノベーションした旅館もあります。内部には土間や縁側、畳が敷き詰められた和室などがあり、当時の暮らしぶりが体験できます。また、レンタサイクルなどもあるので、これを利用して、のんびりとサイクリングを楽しむといいでしょう。近くにはアミ族の伝統漁法などを見学できる「馬太鞍湿地生態園区」もあります。心身共にリフレッシュできるおすすめのスポットです。