台湾街角

台北メトロ松山線の開通によりアクセスがぐっと便利になった台北市松山区の「饒河街夜市」。毎晩、大勢の行楽客が押し寄せ、賑わっています。観光地化は免れないものの、庶民的な雰囲気もしっかりと感じられる空間です。松山駅を出ると、目に入ってくるのが「松山道後温泉カラクリ時計」。これは同じ地名をもつ縁から愛媛県松山市より贈呈されたものです。その先にはきらびやかな装飾が施された道教寺院「松山慈祐宮」が建っています。そして、饒河街夜市のゲートがあります。ここから約600メートルにわたって道路両側に屋台がぎっしりと並んでいます。ここの名物は胡椒風味の焼き肉まん「胡椒餅」や豚スペアリブ入り薬膳スープ「薬燉排骨」など。こうした昔ながらのメニュー以外に創作系屋台料理が次々と登場しているのも注目です。バナナ入りタイ風クレープや揚げたタロイモ団子、揚げたミルク餅など、新食感の独創的なメニューが多く、若者たちを魅了しています。