渓谷美を満喫できる平渓線の旅
台湾の東北部。基隆河に沿って走る平渓線は台北から日帰りも可能なローカル線。起点となるのは瑞芳駅。平渓線の分岐駅は二つ先の三貂嶺駅ですが、列車は瑞芳駅を始発とすることが多いので、こちらからの乗車が便利です。終点の菁桐駅までは約50分の道のり。車窓には亜熱帯特有の植物や巨石が転がる河原などが目に入ってきます。特にシダ植物が見事なまでに繁茂しており、平渓線ならではの車窓を演出しています。終点の菁桐駅は戦前に建てられた木造駅舎が健在なので、細部をじっくりと眺めてみましょう。駅舎内には鉄道電話や金庫なども残されています。平渓線の列車は一時間に一本程度なので、時刻表をチェックした上で、乗り歩きを楽しみましょう。菁桐駅から台北方面に向かうバスも出ています。