草山月世界308高地の絶景
ここは高雄市の内門と台南市の左鎮の境に位置する景勝地です。海抜308メートルに位置することからこの名前が付けられました。見晴らしの良さで知られるこの場所は、最近、行楽スポットとしての人気が高まっています。山肌がむき出しとなった風景が迫ってきます。これは「悪地形」と呼ばれる地質景観で、粘土層が風雨に浸食されてできたものです。台湾は造山運動が活発なため、こういったものができやすいとされています。一見すると、月面のように見えることから「月世界」とも称せられています。また、ここからは嘉南平原や台南の家並みも遠くに眺められます。特に夕暮れ時の美しさは特筆するべきもので、西に沈んでいく夕日と、刻一刻と変化する空の色あいに圧倒されるはずです。付近にはいくつかのレストランがあり、地元の食材を用いた郷土料理が味わえます。