散策が楽しい小さな路地~台南・府中街
台南は散策が楽しい街。表通りは整然としていますが、路地に入ると、清国統治時代や日本統治時代の老家屋や史跡が点在しています。多くの場合、路地はまっすぐには伸びず、曲がっているのが特色です。これは泥棒が入り込んだ時に逃げられないようにするためと言われています。最近は古民家や老家屋をカフェやレストラン、ショップなどにリノベーションするケースが増えています。市内には観光客に人気のある路地がいくつかありますが、その一つが孔子廟の向かいに伸びる府中街です。通りには食堂やデザート店、土産物店、カフェなどが軒を連ね、両脇には鳳凰木が青々と茂っています。わずか200メートルほどの短い路地ですが、どこを切り取っても絵になる風景です。のんびりと散策を楽しんでみましょう。