人々の信仰心に触れる~艋舺龍山寺
台湾の人々はとても信仰に篤く、常に暮らしと結びついています。実際、台湾を旅行していると、いたるところで廟や祠を見かけると思います。台北では市南西部・艋舺(バンカ)にある「艋舺龍山寺」が特に知られています。ここは台湾でも屈指の歴史を誇る古刹で、庶民信仰の場となってきました。門をくぐると、極彩色に彩られた絢爛な建物が目に飛び込んできます。屋根や柱などには精緻な彫刻が施されています。主殿には観音菩薩のほか、航海の女神とされる媽祖や関帝、文昌帝君などの神々が祀られています。早朝から夜まで、どんな時間に訪れても参拝客で賑わっています。常駐ではありませんが、ボランティアの日本語ガイドスタッフもいますので、廟について案内してもらうことも可能です。台北メトロ板南線の龍山寺駅からは徒歩2分ほど。台湾の文化に触れられる格好の場所です。