金門の朝食。さらりと胃に優しいお粥
金門の朝食はバラエティに富んでおり、台湾本島とはやや異なるものが楽しめます。中でも、「広東粥」が広く知られていますが、実はこれ、いわゆる中国南部の広東地方のお粥とは似て非なるもの。金門の「広東粥」は米粒の形状がほとんどなく、液体に近いものになっています。これはお米をすり潰したもので、金門独自のお粥と言えます。具には牡蠣や豚肉などが入っているほか、揚げたての油條(揚げパン)を付けるのも定番です。サクッと揚がった油條は油っこくなく、浸して食べると風味が増します。広東粥を看板に掲げた専門店はいくつもありますが、民宿などでは朝食に外で購入してきた広東粥を出してくれることがよくあります。金門を訪れたらぜひ味わたい一品です。