バラエティに富んだ台湾の鍋料理
台湾の人々は無類の鍋好き。一年を通じて鍋料理を食しますが、冬場にその人気は一気に高まります。台湾の鍋料理は「火鍋」と呼ばれます。種類が豊富なだけでなく、庶民店から高級店まで様々なタイプの店があります。とりわけ数が多いのは、唐辛子や花椒をふんだんに用いた「麻辣火鍋」。最近は凝った味わいのものが次々に登場し、個性を競っています。また、発酵させた白菜を用いた「酸菜白肉鍋」や、牛しゃぶしゃぶ、羊肉鍋、ミルク鍋、トマト鍋、キムチ鍋なども人気を集めています。さらに健康意識の高い人たちも多いため、生薬をたっぷりと入れた薬膳鍋やオーガニック食材を用いた健康鍋も高い人気を誇ります。ワイワイ大勢で楽しめる店が多いですが、一方で、一人用の鍋料理を供する店もあり、こちらは日本円で500円くらいと気軽に楽しめます。肌寒くなったこの時期、鍋巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。