樹齢2700年の巨木に出会う~阿里山水山歩道
阿里山にはいくつもの散策歩道がありますが、中でも阿里山鉄道の沼平駅近くに入口がある「水山歩道」はぜひ訪れたいところ。ここは日本統治時代に阿里山森林鉄路の水山支線が走っていた場所で、現在は廃線となっていますが、その跡地がハイキングコースとして整備されています。長さは約1.6キロで、ほぼ全線に線路が残されています。深い森の中に簡易ホームや橋などもあります。そして、クライマックスとなるのは、折り返し地点の少しに先。そこには樹齢2700年のベニヒノキが聳え立っています。これは阿里山森林遊楽区内で最も長寿の神木とされ、「阿里山新八景」の一つにも選ばれています。上部には緑の葉が生い茂り、その生命力溢れる姿に圧倒されます。なお、折り返し地点から神木までは少しアップダウンがありますが、全体的に平らで歩きやすい歩道となっています。