淡水紅楼から眺める観音山
淡水は台北郊外の新北市にある景勝地。淡水河の河口に位置し、古くは交易で賑わい、中国福建地方や欧米諸国との接点も多く、どこかエキゾチックな雰囲気が感じられます。その家並みを見おろせるスポットとして人気があるのが「紅楼」です。重厚な赤煉瓦建築を利用したカフェ・レストランで、日本統治時代の1899(明治32)年に竣工。当時は「達観楼」の名で親しまれていました。3階にはオープンテラスの席があり、ここからは淡水河と対岸の観音山が一望できます。夕暮れ時には空が徐々に薄ピンク色に染められていく様子が何ともロマンチックな眺めとなります。台北駅から台北メトロ淡水線を利用して所要40分あまり。台北の喧噪に疲れた時に、ぶらりと出かけるのがおすすめです。