タイワンオナガ(樹鵲)と出会う
台湾では数々の鳥に出会うことができます。タイワンオナガ(樹鵲)は比較的よく目にする鳥で、台北市をはじめ、都市部においても公園などで出会うことができます。カラス科に属し、決して派手な色合いではありません。また、鳴き声も少し枯れたような独特の声をしています。この鳥は全長約34センチと大きめですが、「オナガ(尾長)」という名の通り、尾羽が全長の半分程度を占めています。色合いは黒をベースに、灰色と褐色の羽が混じります。嘴も特徴的で、黒くて太いだけでなく、下に湾曲しています。通常、樹木の上で群れをなして活動していることが多いのですが、単独でいることも少なくありません。全体が地味な色合いの鳥ですが、つぶらな瞳がかわいい印象です。