内湾~客家住民が多く暮らす街
新竹から分岐する内湾線は、ローカル線の風情が色濃く感じられる魅惑の路線です。その終点となる内湾は山間に位置する小さな駅。豊かな緑に包まれた終着駅です。沿線の竹東と同様、住民の大半は客家(ハッカ)住民で占められています。素朴な味わいで親しまれている客家料理は、醤油をベースにした煮込みものが多く、日本人にも親しまれています。また、すり鉢を用いた「擂茶」などを楽しむことができます。これはいわゆるお茶請けをすり鉢で潰し、お茶に溶かしていただくというもの。これは行楽客にも人気があり、内湾には擂茶が楽しめる喫茶店が並んでいます。また、内湾からさらに先へ進むと尖石という町があり、ここにはタイヤル族の人々が暮らしています。内湾からはバスも出ているので、台北を早めに出発すれば、日帰りが可能です。気軽にワンデイトリップを楽しんでみましょう。