高雄のライトレールで散策
台湾最大の港湾都市としても知られる高雄市。その新しい交通手段として注目されているのが「軽軌(ライトレール)」です。これは次世代型の路面電車で、「LRT」とも呼ばれています。2015年にプレ開業して以来、今やすっかり庶民の足として定着しています。人気の行楽スポットである「駁二芸術特区」や鼓山地区へのアクセスが便利になったほか、イベントが頻繁に行なわれる「高雄流行音楽センター」も真愛碼頭駅を降りてすぐです。なお、高雄LRTの最大の特色は「架線」がないこと。車両に貯えた電気で走り、架線柱や電線が南国の青空を汚すことなく、車両と空が一体化した印象です。車両はスマートなデザインで、港町高雄の風景に溶け込んでいます。今後、高雄市内を全長22.1kmの環状線として走る予定です。