阿里山の水山歩道を散策
阿里山は台湾を代表するマウンテンリゾート。林務局が管理しており、いくつもの散策歩道が整備されていますが、阿里山鉄道の沼平駅近くに入口がある「水山歩道」が注目を集めています。ここはかつて阿里山鉄道が走っていた場所で、現在は廃線となっていますが、その跡地がハイキングコースとして開放されています。この路線は水山支線と呼ばれ、長さは約1.6キロ。全線に線路が残されているので、レールや枕木の上を歩いていくことになります。終点にはホームがあり、ちょっとした広場があります。ここが折り返し地点になりますが、橋を渡った少し先に進むと、樹齢2700年のベニヒノキが聳え立っています。これは阿里山国家森林遊楽区内で最も長寿の樹とされています。上部には緑の葉が生い茂り、その生命力に圧倒されます。この歩道は鉄道路線だったこともあり、勾配がなく、歩きやすいのが特色。老若男女を問わず、散策が楽しめます。