2007年9月3日、日本外国特派員協会で記者会見
許世楷・台北駐日経済文化代表処代表(写真中央)は2007年9月3日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を開き、「台湾名義よる国連加盟申請」について説明した。許代表は、今年の台湾政府が従来の「中華民国」の国連復帰申請ではなく、はじめて「台湾」として国連に新規加盟申請した理由について、「台湾」名義による国連加盟申請は77%の高い世論の支持があることと、新規加盟の場合は国家元首から国連事務総長に直接申請書を送り、安保理で審議され、国連総会で決議されるという手続きの違いを挙げた。しかし、パン・ギムン(潘基文)国連事務総長が「台湾は中国の一部である」として申請を受理しなかったため、これについて許代表は「事務総長に審査の権限はない」と批判した。許代表は「台湾は日本と同じ社会的価値観を持つ民主国家。日本は中国の(台湾に対する)イジメに加担しないでほしい」と訴え、台湾の立場に理解を求めた。