2011年4月24日 湯島聖堂の孔子祭りに馮寄台・駐日代表が出席
4月24日、東京都文京区にある湯島聖堂大成殿において、「公益財団法人 斯文会」主催の「湯島聖堂孔子祭」が開催され、台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表が来賓として出席した。同式典は毎年4月の第4日曜日に開催され、多くの儒学研究者や儒学愛好家出席の下で行われる聖堂の伝統行事である。同式典では、徳川宗家第18代当主である徳川恒孝・斯文会名誉会長が例年通り祭主を務め、神田神社の神職により伝統に則った儀式が執り行われた。馮・駐日代表は来賓祝辞の中で、「孔子の教えは東アジア、とりわけ台湾および日本の人々の日常生活の中に、大きな影響を与えている」と述べた。また、東日本大震災についても言及し「1999年の台湾中部大地震、2009年の台湾南部大水害では、日本政府および民間の方々がただちに救援隊の派遣や支援物資の提供を行い、台湾の復興を応援してくれたことに我々は深く感謝しており、これを今でも忘れていない。そのため、東日本震災後、台湾全土から自発的に救援活動が始まり、今日までに台湾の国内で集まった義援金は144億円になった。この義援金は日本の災害復興にはわずかな額かもしれないが、これは台湾人の日本に対する深い心情を表すものである。台湾の政府と国民を代表し、一日も早い復興を願っている」と強調した。