2012年5月8日 「八田與一展」の開幕式が駐日代表処芸文サロンで盛大に開催
日本統治時代の台湾で、アジア最大規模の烏山頭ダムと嘉南大圳の建設のために生涯を捧げた石川県金沢市出身の土木技師、八田與一氏が5月8日に没後70周年となることから、東京白金台にある台北駐日経済文化代表処代表公邸1Fの芸文サロンにおいて5月9日~同24日に「八田與一展 ~台湾を愛した日本人~」を開催する。同展では、八田與一に関する貴重な資料約60点を展示し、八田技師の人間像と台湾のつながりを紹介する。「八田與一展」の一般公開に先立ち、5月8日に会場で開幕式が開催され、森喜朗・元首相(左)と交流協会の今井正・理事長(右)ら台日双方の関係者が数多く出席した。馮寄台・駐日代表(写真中央)は、あいさつの中で「本日は八田技師が亡くなってから70周年にあたる。本展を一人でも多くの方に見ていただき、八田技師がつないだ台湾と日本の『絆』の大切さに理解を深め、台日交流がさらに進展するよう願っている」と述べた。