李逸洋・駐日代表が日本台湾親善協会の理事会に出席

　台北駐日経済文化代表処の李逸洋・代表は12月4日、「一般社団法人日本台湾親善協会」（以下、日本台湾親善協会）が都内で開いた理事会に蔡明耀・副代表ら駐日代表処の関係者を伴い出席した。李・駐日代表はあいさつの中で、2018年に衛藤会長が現在の「日本台湾親善協会」へと名称を変更したことで台湾の存在が日本社会により一層明確に示すことができたと感謝の意を表した。

　さらに、「現在、台湾と日本は半導体、経済、国会議員および民間など多くの分野での交流が史上最高レベルに達している」と述べ、今後もこの良好な基礎の上に、さらに前進していくために、引き続き衛藤会長をはじめ同協会関係者からの支持に期待を寄せた。

　衛藤会長は、「日台親善協会は日本と台湾共通の普遍的価値、政治、経済、文化などあらゆる面で互恵の基礎の下、尽力してきた」と振り返った。台湾海峡問題についても言及し、「台湾海峡の平和、安全、安定はきわめて肝要な問題だ。我々は平和を守ると同時に、平和を作るという意識が大切だ。平和を作るという意識をもって、日本台湾親善協会の設立趣旨に則り、これからもベストを尽くしていきたい」とあいさつした。

　蔡・駐日副代表は、日台親善協会が長年にわたり台湾と日本の友好・親善促進のため、近年では台湾海峡の平和と安定のため、さらにはこれからの世界の平和と安定のために、支持と協力をしていることに感謝の意を示した。

　この日の理事会は懇親忘年会も兼ねており、山本順三・参議院議員、宮下一郎・衆議院議員、片山さつき・参議院議員ら国会議員の理事、顧問らも出席し、台日双方の関係者の絆が深まる和やかな会合となった。

李逸洋・駐日代表（前列右3）、蔡明耀・駐日副代表（後列右1）、衛藤征士郎・日本台湾親善協会会長（前列右2）、宮下一郎・衆議院議員（前列右1）、片山さつき・参議院議員（前列左3）。

李逸洋・駐日代表

衛藤征士郎・日本台湾親善協会会長

蔡明耀・駐日副代表

《２０２４年１２月５日》