李逸洋・駐日代表が全日本台湾連合会の新年会に出席

　李逸洋・駐日代表は1月19日、全日本台湾連合会が主催する新年会に出席した。新年会は全日本台湾連合会の趙中正会長がホストを務め、許世偕・元駐日代表夫妻、金美齢．元国策顧問、岸信千世・衆議院議員、読売テレビ解説委員の岩田公雄氏、山田摩衣・新北市議員らが来賓として出席したほか、百名以上の日本人や在日台湾人が出席した。さらに、頼清徳総統、卓栄泰・行政院長、徐佳青・僑務委員会委員長からも祝賀ビデオメッセージが寄せられた。

　李代表は挨拶の中で、近年の台日関係が非常に友好的であり、特に半導体をはじめとする経済貿易、観光、文化などのさまざまな分野の交流がいずれも史上最高水準に達していると述べた。また、米国のバイデン政権が最近発表した人工知能（AI）に関する輸出規制措置を例に挙げ、米国、台湾、日本が経済および戦略的安全保障の面において強固で重要なパートナーであることを強調した。

　また、同会場では行政院政務顧問の野崎孝男氏による特別講演が行われた。講演では図表や写真を交えながら、賴総統が台南市長在任中に推進した台湾と日本の地方交流における成功事例が紹介された。さらに、今後台湾と日本が共に直面する少子高齢化社会という厳しい課題に対し、移民政策について互いに学び合い、新たな局面を共に切り開いていくべきであると強調した。

李逸洋・駐日代表による挨拶

李逸洋・駐日代表(右) 、趙中正・全日本台湾連合会会長(左)