教育部体育署、APECスポーツ政策ネットワーク年次総会を日本で開催
APEC(アジア太平洋経済協力)地域内のスポーツイノベーションに関する協力枠組みとして、台湾が立ち上げたAPECスポーツ政策ネットワーク(ASPN)は、6日と7日の2日間、日本において、年次総会「2025年ASPN円卓会議および国際フォーラム」を開催した。2日間にわたるスポーツセミナー、スポーツイノベーションのデモンストレーション、イベントオブザーバー活動には、13か国・地域から25人の講演者、7つのスポーツイノベーションチーム、日本のスポーツ関係者約100人が参加した。教育部体育署(日本のスポーツ庁に相当)は同会議において、アジア初となる台湾北部・台北市と新北市で開催される「ワールドマスターズゲームズ2025」と「2026年花蓮International Children's Games(ICG)」のプロモーションを行った。劉柏君無任所大使が初めて招きに応じて出席し、米国務省や米国在台湾協会(AIT)と共に長年にわたり積極的に女性のスポーツにおけるジェンダー平等を推進してきたことなど、スポーツ外交のベストプラクティスを共有した。
日本からは、2026年に愛知・名古屋で開催される「第5回アジアパラ競技大会」組織委員会および「ワールドマスターズゲームズ2027関西」大会組織委員会が出席し、最新の準備状況を共有し、アピールした。ASPN代表団はまた、東京都生活文化スポーツ局、「東京2025デフリンピック」運営委員会を訪問し、イベント開発の構想や11月に東京で100周年となるデフリンピック開催を控えた進捗状況に関する理解を深めた。
ASPNは体育署が主催し、国立陽明交通大学加速器・専利開発策略中心(IAPS)が運営している。2016年にAPECプロジェクトとして立ち上げられ、今年で10年目を迎える。この計画は、APEC加盟国、特に南アジア、東南アジア、ニュージーランド、オーストラリアの計18か国の新南向政策対象国のスポーツ部門関係者によって広く支持され、高い評価を受けている。APEC人材養成作業部会の年次成果報告書にも盛り込まれ、APEC事務局はこの計画に対する重視を示すため、今年も職員を派遣している。
かつてスキーや射撃のオリンピック選手として活躍した林廷芳氏は現在、チャイニーズタイペイオリンピック委員会の執行委員を務め、今回も世界各国の代表に台湾の特色豊かなスポーツイベントを紹介している。林廷芳氏は5月に台湾で開催される「ワールドマスターズゲームズ2025」への参加を呼びかけた。「ワールドマスターズゲームズ2025」のエントリーは17日までとなる。開催期間中(5月17日から同30日まで)は見て楽しい、美味しい、興味深い様々な文化・スポーツ・観光イベントも開催される予定だ。
体育署はまた、2026年に台灣東部・花蓮で開催されるICGについても紹介し、アジア太平洋地域の代表チームが積極的に参加するよう呼びかけた。ICGはこれまで主に欧州で開催され、花蓮での開催はアジア太平洋地域にとって絶好の機会と言える。
Taiwan Today:2025年2月8日
写真提供:教育部ニュースサイトより
ASPNは体育署が主催し、2016年にAPECプロジェクトとして立ち上げられ、今年で10年目を迎える。APEC事務局はこの計画に対する重視を示すため、今年も職員を派遣している。