台鉄平渓線と江ノ電の「一日乗車券」無償交換活動が来年３月末まで延長

　台湾の在来線を管理する台湾鉄路局（以下、台鉄）は、神奈川県の鎌倉～藤沢を結ぶ江ノ島電鉄（以下、江ノ電）と２０１３年５月１日～２０１４年３月３１日の期間限定で実施していた台鉄の平渓線と江ノ電との「一日乗車券」無償交換活動を、好評につき１年間延長して、２０１５年３月３１日まで実施し、共同で平渓線周辺および江ノ電沿線の観光を促進すると発表した。

　この無償交換では、使用済み「江ノ電一日乗車券“のりおりくん”」を、台鉄の台北駅および瑞芳駅の窓口にパスポートと共に持参すると当日使用可能な「平渓線一日周遊券」が無償提供される。また、使用済み「平渓線一日周遊券」を江ノ電の藤沢駅・江ノ島駅・鎌倉駅の窓口に持参すると当日使用可能な「江ノ電一日乗車券“のりおりくん”」が無償提供されるというもの。

　「平渓線一日周遊券」は、新北市の瑞芳区、平渓区を走るローカル線の台鉄平渓線（瑞芳～菁桐）各駅が一日乗り降り自由となるキップで、沿線には十分の滝、炭鉱博物館、天灯上げなどの観光スポットがある。

　台鉄の統計によると、２０１４年２月末までに、台鉄と江ノ電では３，７００枚以上の１日乗車券を無償交換しており、「平渓線一日周遊券」の販売枚数と実質的な収益が７％近くアップした。そのため、双方は　　　　　この無償交換活動を１年間延長することとした。

《２０１４年４月３日》