馬英九総統が森祐喜・自民党石川県議会議員と会見

馬英九総統が森祐喜・自民党石川県議会議員と会見

　２月１９日、馬英九総統は総統府において森祐喜・自民党石川県議会議員と会見し、「森喜朗・元首相は森祐喜・議員のご尊父であり、長年にわたり台湾に関心を寄せ支持してこられた。また、日米安保条約の中で台湾海峡情勢の条項にもきわめて配慮され、さらには台湾と日本の相互ビザ免除措置の推進にも尽力され、これにより台日両国間の観光客数は大幅に増加した。現在、双方を往来する旅行客数は毎年２５０万人を超えており、その効果はきわめて顕著である」と謝意を示した。
　
　馬総統はさらに「石川県の小松空港は、すでに桃園空港とチャーター便相互運行関係を確立しており、今後松山空港にも乗り入れができるようにしていきたい。また、東京の羽田空港が滑走路増設を完成後、松山空港と相互乗り入れをし、双方の観光およびビジネスの上でより一層の発展ができるようにしていきたい」との考えを示した。
　
　続けて「森祐喜・議員は長い間森・元首相の秘書をされており、日本の政界の発展状況を十分理解されておられる。わが国政府は今年推進している『台日特別パートナー関係促進年』政策が森祐喜・議員の支持を得て、それにより台日両国間の関係が斬新な状況へと進展していけるよう願っている」と述べた。
　
　森・議員は「森・元首相は台湾と日本間の友好関係促進のため、４０年間の政治生涯の中で、台湾に対し多くの関心を寄せてきた。私は父の秘書であった期間中にも、傍らでそれを見ており、機会があれば森・元首相の志を受け継ぎ、台日間における各発展に貢献していきたい」との考えを示した。

【総統府　２００９年２月１９日】

写真提供：中央社