嘉義県隙頂小学校の児童たちが岩手県岩泉町の小学校２校を訪問

　嘉義県番路郷にある隙頂国民小学（以下、隙頂小学校）の荘新国・校長は、同校の児童および教師ら２６名を引率し、７月４日（土）に岩手県岩泉町を訪問し、小川小学校と小本小学校の２校とそれぞれ交流を行う。

　一行は訪問先の両校で、それぞれ茶芸交流を行い、台湾の茶文化を紹介するほか、台湾で古くから伝わってきた空中ゴマ（ディアボロ）も披露する予定だ。

　嘉義県議会の助力により、岩手県岩泉町の教育訪問団は２０１３年から２年連続で隙頂小学校を訪問しており、訪問団に参加した児童たちは茶芸の授業を体験したり、空中ゴマの演技も見学した。これらが子供たちにとって良い思い出となったことから、今回は隙頂小学校の生徒たちが招待され、日本を訪問することになった。

　荘新国・校長は出発に先立ち、７月２日に嘉義県議会を訪れ、「01地方の学校の児童たちには、日本訪問は貴重な機会だ。台湾の茶芸文化をアピールできるだけでなく、国際的な視野も広げることができる」と感謝の意を表した。

　嘉義県議会の黄尚文・秘書長は「今回、児童たちが国際的な茶芸交流を行うことは、子供たちに台湾観光や地元の茶文化を宣伝する機会となり、見聞を広めるだけでなく、多元的な学習の経験も増すことになる」と期待した。

«２０１５年７月３日»