陳建仁・副総統が渡辺利夫・「日本李登輝友の会」会長ら一行と会見

　陳建仁・副総統は１１月２４日、「日本李登輝友の会」会長の渡辺利夫・拓殖大学前総長を団長とする訪問団一行と会見し、「台湾にとり日本は密接に交流している重要なパートナーである。台日関係は一貫して重要であり、謝長廷・駐日代表および邱義仁・亜東関係協会会長らは、これまでの基礎の上に、両国間の交流を深化していくであろう。台湾は日本との友好関係を大切にしており、今後もさらに多くの分野において、より一層の協力の機会があることを願っている」と述べた。

　さらに、「台湾はアジア太平洋の重要な地域に位置しており、安全保障あるいは経済・貿易のテーマいずれにおいても戦略的地位を備えている。日米同盟も東アジアの安全保障と安定の重要な支柱である」と説明した。

　政府が積極的に推進している「新南向政策」についても、台湾と日本の企業はいずれも海外に多くの拠点を持っていることから、「経済貿易面でのリソースを相互に分かち合い、協力できるよう希望している。とりわけ、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）や南アジアなどの新興国家は、潜在力のある市場である」と強調すると共に、台湾との経済連携協定（ＥＰＡ）調印についても支持を期待した。

【総統府　２０１６年１１月２４日】

写真提供：総統府